第3回矢沢宰賞

第3回矢沢宰賞

最優秀賞

小さな翼をこの空へ   高橋 美智子


この空は青い空

どこまでも澄みきった青い青い空

どこまでも絶えることのない広い空

この空をみてると

自分がちっぽけにみえてくる

たいしたことのない

バカげた人間に…


私は空にはなれないけれど

せめて

この私の翼で空へはばたきたい

この私の翼で

私のあこがれを

私の夢をつかみたい

たとえ

はばたいた空が雲におおわれても

揺らぐことのない私の道をつらぬきたい


私は空にはなれないけれど…

空にはなれないけれど…
審査員
審査員

広く青く絶えることのない空に自分はなりたい。しかしなれない。

せめてこの空を、精一杯はばたいて生きたい。この詩には、あなたがなりたいと願う空が奥行きをもって広がっています。

はばたいて、「揺らぐことのない私の道をつらぬきたい」という一行が、詩を力強くしています。「翼をください」ではなく、自分はもう翼を身につけていると言い切っている強さが、他の類似した作品とは異なりました。

しっかりとした詩の構成力があります。行と言葉のバランスに、詩の内容にふさわしいリズムがあります。あこがれ、夢という、詩をこわしやすい言葉も、幸い気になりません。

最優秀賞にふさわしい作品であると思います。

奨励賞

しん年のねがい   野尻 由依


まずは、息をとめて

きかいをはずして大きなこえで

「あいうえお」

っていえるようになりたい

夏までに

あゆみちゃんと

話ができるようになりたい
審査員
審査員

あなたのしん年のねがいを、静かに聞きました。人工呼吸器からもれる息の音からは、あなたの本当の声は生まれません。

でも、弱い指のかわりに筆を口にくわえて書いたこの願いから、あなたの心の声が聞こえてきます。無駄な字を書けない体が、あなただけの言葉をえらびました。

イナズマ   増井 保


イナズマはすごい

イナズマは

空のおおかみみたいにすばやくて

いっしゅんしか姿を見せない

えものをとらえるように

ピカッ

といっしゅんしか姿を見せない
審査員
審査員

君が感じるイナズマのすごさを、よい感覚でとらえました。くり返して読むと、「ピカッ」の下の空に本当に稲妻が光って、空にすむおおかみの姿が見えてきます。

「ピカッ」しか書かない一行が、イナズマを想像させる空間を生み、詩を成功させています。

 

梅の木   平沢 麻美


うちの庭にある梅の木。

私が生まれるずっと前からある木。

「いってきます」

げんかんからでると、

いつもそこにいる木。

この前は、台風でたおれそうになったけど、

今は他の木に支えられて一生けん命生きている。

私は毎日梅の木を見ている。

これからも、毎年梅をたくさんつけて、

私を見ていてほしい。
審査員
審査員

自分が生まれるずっと前からある梅の老木の姿が、愛情をこめて描かれています。その梅の木と一緒に生きていると感じた時、梅の木のあなたを見守る目があたたかい。

祖父母、ご両親のやさしい目が、あなたの心に、梅の木をこのようにあたたかく見る豊かな感性を育てたのでしょう。

しぜんがよびかけてる   田篠 沙耶香


加茂山へ行った。坂を登ったら、イチョウ、もみじ、

いろんな葉っぱが、いっせいにザワザワといった。

秋になって、すっかり、茶色や、赤色、黄色になって、とっても、きれいだった。

坂が、まるで落葉の海になったようで、とっても楽しい気持ちになった。

木が、音楽たいみたいになった。

葉っぱの、カスタネットを、木と風と秋でたたいてる。

葉っぱや、風がよびかけてる。
審査員
審査員

すっかり紅葉した山の自然が、豊かにとらえられています。いろんな葉っぱがいっせいにザワザワといった。坂が、落葉の海になった。木が音楽隊になった。

葉っぱのカスタネットを、秋がたたいている。どれもすばらしい言葉です。本当に、秋の、「しぜんがよびかけてる」、と感じた気持ちがよく伝わってきます。

屋根   丸山 修


屋根はいつも空を見上げている。

朝焼けの空。

快晴の空。

夕やけの空。

そして、

雨や雪の空。

それを屋根は、

毎日、毎日記録する。

つかれないだろうか。

家をこわす時、

その記録は消える。

それが屋根の一生。
審査員
審査員

屋根には確かに、建物の一部以外の何か別のイメージがあると私も感じています。こうしたあなたの独特の感性を、さらにみがいて下さい。私はこの詩の中の「屋根」と「家」という言葉を、「おれ」と置き換えて読みました。そしたら別の詩があらわれて、修君の生きかたや感じている気持ちがずっとよくわかるようになりました。

佳作

プール   高橋 直人


きのうも おとといも

空は くもってて、

プールに

入れなかったよ。

さみしかったよ。


プールに もぐると、

うみの中みたいだ。

音も ぼやけて

おもしろいんだ。

ボコボコ

空気の あわも

見えるよ。

ほんとに たのしいなあ。


どんどん はれてきたぞ。

プール、入れないかなあ。


ぼくは

ずうっと まどから

ゆれてる プールを

見てたよ。
審査員
審査員

プールにもぐると海の中のような世界がある。ぼやけた音と、泡になって見えるようになった空気がある。不思議なプールの中の世界にもぐりこみたい気持ちがよく伝わってきます。

最終連、プールもゆれてまっていると感じる気持ちが印象的です。

祭り   村松 晃裕


みんなでみこしを

ワッショイ。ワッショイ。

みこしは、ジタバタさわぐようにゆれる。

声をあわせて、みんなで、

ワッショイ。ワッショイ。

坂を登ると、足どりがおそい

坂を下ると、足どりが速い。

休けいをとると、にぎやかになる

みんなで、

ワッショイ。ワッショイ。

声をあわせて、

ワッショイ。ワッショイ。
審査員
審査員

祭りで大勢の人にかつがれてねり歩くみこしの姿が活写されています。ワッショイワッショイの声が、汗の感じの中に聞こえてきます。休けいをとる人たちの、明るくにぎやかな声も。

その中に、楽しそうなあなたの顔までも見えてきます。祭りのみこしをかつぐ楽しさが詩になりました。

防波堤   宮沢 大地


防波堤で

釣りをした。

釣りをしていると

あっという間に

時間が過ぎていく

そのあっという間の時間だけ

別の世界にいるようだ。

ぼくは別の世界で釣りをする。

釣りを終えて、

防波堤を出ると

別の世界は消えてしまう。

ぼくはふり返って

もう一度防波堤を見た
審査員
審査員

時間は楽しいとき早く過ぎ、つらい時には立ち止まります。

この作者は、あっという間に過ぎる時間を「僕は別の世界にいるんだ」と表現しました。

釣り好きの少年だから見えるその「別の世界」が、私たち一人ひとりにあることを気づかせます。

ふりかけ   押野見 泰弘


ごはんに ふりかけかけた

のりが ぺたんと

ごはんに くっついた

たべたら ぺたんと

口の中に くっついた

おおいそぎで みそしるのんだ

ごはんが ぐぐうと

のどに はいっていった

のどが あったかくなった

おかあさんに あいたくなった
審査員
審査員

何をしていても、離れているお母さんに会いたいのです。

みそしるも、ごはんも、そのあたたかさはお母さんと違います。

でもお母さんを思い出させます。最後の二行、「あったかくなった」、「あいたくなった」の気持ちがよくわかります。

人形   須田 久子


にこっ

かわいい人形の

口のあたりがほほえんで

わらっているようだ。

人形の目も

生きているように

人間の様子を見て

いつもわらっている
審査員
審査員

人形が、生きていると感じるのは、目が生きている時です。

不気味でさえあります。

「人間の様子を見て、いつも笑っている」人形の冷ややかさが、おとなに人間の命のはかなさ、おろかさを感じさせるのですが、あなたはもう感じているのかもしれません。

風の郵便屋さん   山﨑 真人


たんぽぽが

風の郵便屋さんにたのんでる

「この種どこかへ運んで下さい。」

木が風の郵便屋さんにたのんでる。

「この葉っぱをどこかへ捨てて下さい。」

雨が風の郵便屋さんにたのんでる。

「ぼくを地上まで飛ばして下さいな。」

風の郵便屋さんはやさしいな

風の郵便屋さんは仕事が好きだ

たのみもしないのに

ぼうしを運ぶ

かさまで運ぶ

あっ今日も仕事をしているな
審査員
審査員

たんぽぽも木も雨も風も、みんな生きている。

僕と同じようにしゃべることができて。風は実は郵便屋さんで、とても働き者だ。

あなたが感じる世界は、なんと楽しい世界でしょう。ぼうしやかさを運ばれた人たちの姿が目に見えるようです。

たいよう   荒井 麻子


たいようは、なにもかもてらす。

しゅやくじゃないものも。

アイドルでも

ゆうめい人でもない、

みんなをてらす。

みんなをてらす。
審査員
審査員

そのとおりです。アイドルや有名人は、人工のライトにいっとき照らされているだけなのです。

人間はみな同じ。生きていくのに必要なのは自然の太陽の光です。その光は、生きようとするもの全員に平等にそそがれています。

雑草、小鳥、獣、海はもちろん地球上のどの命にも平等で、もちろんあなたをしっかり照らしています。

つらら   佐々木 博行


先生、

つららだよ。

すこしたったら、

せがちぢんだよ。

つららが、

あせを、

かいたよ。

マラソンでも、

したのかなあ。

それとも、

ないているのかなあ。

それとも、

おしっこを、

してるのかなあ。
審査員
審査員

つららの背がちぢむ、つららが汗をかく、泣く、おしっこをする。詩に太陽の光が感じられて、先生の前で話す一年生の君の顔が、つららの先端のように輝いて見えます。

にじ   佐々木 香織


雨がたくさん 空からふったら

空のおそうじがおわる

きれいになった所から

きれいになった所まで

空に大きなにじの橋がかかる

にじの橋を歩くことができるなら

たくさんのお友達と歩いてみたい

楽しい歌を歌いながらわたってみたい

そんなわたれるにじがあったらいいなあ
審査員
審査員

最初の五行がすばらしい。雨がふるわけ、にじが現れるわけがわかりました。

虹を見るとき、あなたのこころの中の空にも、もうひとつのにじの橋がかかっていることを思いました。

目   田中 香衣


目は一つ一つちがう

やさしい目

きつい目


でも同じなのは

みんな涙を流すこと

顔に二つついていること


目は一生の宝物
審査員
審査員

一行一行、味わい深く読みました。本当に、そうですね。あなたには人間に対する深い観察力があります。

心から涙を流す、やさしさを持っています。最後の一行をなくして読んで下さい。とてもよくなります。次回に期待しています。

いつも一人   皆川 知子


わたしはようちえんの時

よくいじめられた

なにもしてないのに

いじめられた

友達は助けてくれなかった

友達は二人だけだった

一年生になっても

いじめられた

時には

たたかれたことがあった

今は

友達がいっぱいいても

だれかに

やな顔をされた

さけられた時もあった

かおりちゃんみたいに

好かれたいな

けどわたし

がんばっていく

にらまれても

がんばっていく
審査員
審査員

いじめが問題になっているから選んだのではありません。本当の気持ちが書かれているから、いつも一人でいることのつらさが伝わってくるから選ばれたのです。

あなたは、もう一人ではありません。この「いつも一人」という詩が、これからはもう一人のあなたになってささえてくれます。

つらい時に読み返して下さい。最後の二行、「にらまれても、がんばっていく」。

私だけでなく、この詩を読んだ人たち全員が、あなたの成長を励ましながら見守るでしょう。

ふしぎな形   牛膓 真澄


休みの日

おもちゃばこの中から

万げきょうをみつけた

中をのぞいてみると赤、青、黄色、緑

まるで花畑のようだった

万げきょうをまわしてみた

星や花火のような形が

まほうのように次々とかわっていった

とてもきれいだった

ぼくは万げきょうをポケットにしまった。
審査員
審査員

本当に万華鏡の中の世界は不思議です。万華鏡の筒を回してのぞきこむあなたの気持ちがよくわかります。

この詩を「詩」にしたのは最後の一行です。

そんな万華鏡を思わずポケットにしまわずにいられなかったというあなたの行為が、不思議さにひきつけられたあなたの気持ちを鮮やかにしたからです。

お母さん、出口がおとずれるよ・・・   藤田 和規


僕のために一生懸命働いているお母さん。

休みもしないで、時には泣きながら働きにいく姿はあまりにも僕の心を痛める。


「お母さんがんばれ。」

「お母さんがんばれ。」

僕なんかこの世から消えてしまえばいいのに。

そうすればお母さん楽になれるのにね。

「お母さんがんばれ。」

仕事、大変だけど、

「がんばれ……。」

いやなことたくさんあると思うけど

「がんばれ……。」

今は暗やみの中をさまよってるけど、

きっと出口が、おとずれてきてくれる。


僕たちは、泣きながらその出口がノックしてくれるのを待って、生きてゆこう……。
審査員
審査員

病気のぼくのために/休みもしないで/時には泣きながら働きに行くお母さん/僕なんか/この世から消えてしまえばいいのに/お母さん/がんばれ/今は僕たち/暗やみの中をさまよっているけど/きっと出口がおとずれる/だからお母さん/がんばれ/僕とがんばれ/お母さん…/私が心で読んだ藤田君の詩です。一日も早い出口の訪れを、お二人に願うばかりです。

四季のわたし   阪田 千夏


春のわたしは、すてき。

だってさくらの花がさく。

さくらの花が、わたしをかざる。


夏のわたしは、いきいき。

だって葉っぱがたくさん。

緑の葉っぱが、わたしをかざる。


秋のわたしは、オシャレ。

だって葉っぱの色がたくさん。

いろんな色が、わたしをかざる。


冬のわたしは、およめさん。

だって白い雪がわたしを包む。

白くふわふわの雪が、わたしをかざる。
審査員
審査員

四季が私をかざってくれる。さくらの花が、緑の葉っぱが、紅葉がわたしをかざる。

でもふわふわの雪がかざる冬、私はおよめさんになる…。

雪国の小学生の女の子がもつ、およめさんのイメージが印象的です。

犬   田村 未央


ふわっとしたやわらかい毛、

細々とした手足、

よたよたしながら、

びっこひいて

よたよた、よたよた、

しっぽをふって

歩き出す。

足、こし弱い、

13才のおばあちゃん犬

それでも、

強く生きている。

むねを張ってほえている。


よたよたのおばあちゃん犬

まだまだ、

強く、

むねを張って

生きるんだ
審査員
審査員

13歳のおばあちゃん犬が、私たちの前に現れます。

細々とした手足、よたよたした歩き方。それでも胸を張ってほえている。

家族同様の犬へのあなたの愛情が、あたたかく伝わってきます。

入選

カレーのやさいをきった    藍澤 桂太 

とけいくん          五十嵐 飛鳥

すな             石村 一志 

ひまわり           市川 真喜子

ざっそう           宇佐美紗智子

写真たての中の私       笠原 由香里

まっ白い雪          金原 裕矢 

雪の赤ちゃん         河村 あずさ

水の音            小池 一也 

緑              小林 洋三 

木              桜井 悠  

いい夢 悪い夢        佐々木 良広

母さん            佐野 雅敏 

あられ            鈴木 里枝 

大なわ            田沢 陸  

秋の歌            西田 陸津紀

春              樋口 拓真 

中里村の米          樋口 達也 

カガミ            樋口 正樹 

さぼてん           藤田 悠子 

パレットは春のできる場所   星野 亜紀 

アザラシ           星野 由紀子

にじ             細川 智紀 

雨の中            堀 稚佳子 

あめ             松永 珠恵 

もみじ            吉川 ゆうき

妹の手            吉田 力也 

校外がくしゅう        若林 祐太 

いす             渡辺 貴哉 

ネコのチー          渡辺 奈美子

第3回矢沢宰賞の審査を終えて

第3回矢沢宰賞の審査は、1,303編もの多数の応募に恵まれました。これは、応募資格が1年毎に拡大され、このたびは中越地区(8市7郡)と吉田町小・中学校の児童・生徒が参加されたためだと思われます。

その結果、360余校が対象となりましたが、応募の内訳は、小学校が25校1,036編、中学校が4校152編、養護学校が5校115編(小学部61編、中学部23編、高等部31編)でした。第1回矢沢宰賞では151編、第2回本賞では465編でしたから、このたびの応募者数の急増ぶりがおわかりいただけると思います。

内容的にもすぐれた作品が多く、その中から矢沢宰賞として最優秀賞1編、奨励賞5編、佳作15編、入選30編を選ばせていただきました。入選はこのたびの選考から設けました。応募者の増加にともない、佳作に準ずる作品が多くなり、作品名と作者名だけでも紹介しようと考えました。次回の応募への励みになることを願うからです。

佳作以上の入選作品には選評を添えさせていただきました。一般の皆様には個々の詩編を味わう参考になりますように、作者には新しい詩を書くヒントになりますようにと願っています。

最優秀賞に選ばれた作品は、「翼が欲しい」ではなく、自分にはしっかりとした翼があるといい切っている強さが受賞につながりました。その前後の展開を支えるしっかりとした構成力もみられます。奨励賞の5作品は、それぞれの異なった特徴を持っています。これらの作品が教えてくれることは、詩に必要な物事の観察力とは、理科や科学の場合とは異なっているということです。

詩の世界では、科学の力では見えないものが見えてきます。機械では記録できない一瞬の情景や感動、心の感じを言葉の力で伝えることができるのです。そのためには私たちが自然の変化や人間の気持ちを敏感に感じる力と、それを表現するにふさわしい言葉を持っていなければなりません。常に新しい感じ方ができるように、自分の心の目をさらに豊にして下さい。

  • 審査員 月岡 一治
    上越市出身。国立療養所西新潟病院内科医長。第6回新潟日報文学賞受賞。出版物に「少年-父と子のうた」「夏のうた」(東京花神社)がある。

年ごとの入賞作品のご紹介

最優秀賞受賞者タイトル
第1回(平成6年)山本 妙本当のこと 
第2回(平成7年)山本 妙災害
第3回(平成8年)高橋 美智子小さな翼をこの空へ
第4回(平成9年)野尻 由依大すきなふくばあ
第5回(平成10年)佐藤 夏希お日さまの一日
第6回(平成11年)除村美智代大きなもの
第7回(平成12年)徳田 健ありがとう
第8回(平成13年)井上 朝子おくりもの 
第9回(平成14年)藪田 みゆき今日は一生に一回だけ 
第10回(平成15年)日沖 七瀬韓国地下鉄放火事件の悲劇
第11回(平成16年)佐藤 ななせ抱きしめる
第12回(平成17年)髙島 健祐えんぴつとけしゴム
第13回(平成18年)濱野 沙苗机の中に
第14回(平成19年)田村 美咲おーい!たいようくーん
第15回(平成20年)高橋 菜美空唄
第16回(平成21年)今津 翼冬景色
第17回(平成22年)西田 麻里命に感謝
第18回(平成23年)山谷 圭祐
第19回(平成24年)坂井 真唯クレヨン
第20回(平成25年宮嶋和佳奈広い海
第21回(平成26年)金田一 晴華心樹
第22回(平成27年)安藤 絵美拝啓 お母さん
第23回(平成28年)宮下 月希大好きな音
第24回(平成29年)宮下 月希心のトビラ
第25回(平成30年)阿部 圭佑ものさし
第26回(令和元年)上田 士稀何かのかけら
第27回(令和2年)宮下 音奏大好きな声
第28回(令和3年)横田 惇平ふくきたる夏休み
第29回(令和4年)野田 惺やっと言えた
第30回(令和5年)舘野 絢香気持ちをカタチに 思いを届ける