最優秀賞
お日さまの一日 佐藤 夏希 ぼくが東からのぼると 世界中の人々の一日がはじまる ぼくのキゲンがいいときは 一日中 空や鳥たちと歌を歌う キゲンの悪いときは 雲に バトンタッチしちゃうんだ おこっているときは 人間を ふきとばすつもりで風をふく かなしいときは 雲の上で みんなにかくれて泣いてるんだ そんなことを考えているうちに 今日もまた一日がおわろうとしている さあ そろそろ帰らなきゃ みんなバイバイ また明日
“お日さま” が自分のことを“ぼく”と言っています。でも詩を読むと“ぼく” は夏希さんのことだとわかります。朝、目をさましたあなたのキゲンしだいで、まわりの人たちの一日がよくも悪くもなる、それを知っているからいつもキゲンよくいたいのだけど…。だから悲しい時は、かくれて泣いているんだ、とあなたは言います。おとなになりましたね。そしてその気持ちをさりげなく”お日さま“ に話してもらいました。あなたが自由に歩けないから、あなたがお日さまになって世界中を見ているのではないと思います。まわりを気づかってあまり無理をしないでいいよ、という気持ちで、私はこの「夏希の一日」を読みました。
奨励賞
かなしいたまごうみ 鈴木 将大 カマキリを 見た。 虫かごのふたの上に、 たまごがあった。 まだうんだばかりの、 白いたまごだった。 まだやわらかそうだった。 カマキリを見たら力がつきて、 しんでいた。 かわいそうだな。
カマキリのメスが、たまごをうみおえて死んでいる。新しいいのちを作るためとはいえ、死んでいる姿が、かわいそうだ。死んだばかりということが、まだうんだばかりの/白いたまごだった/まだやわらかそうだった/と、うまれたばかりの卵をえがくことで伝わります。人間は、親子がいっしょに暮らす時間が長く、喜びと悲しみをともに味わいます。将大君の気持ちが、「かなしいたまごうみ」という題からも深く伝わってきます。
草取り 長谷川 朝輝 楽しいな 草取りは、 何か、自分の心の草を 一つ一つとっている気持ち なまけ心 ねぼけ心 すききらい心 ぼくの心の草は、いろいろ ほんとうに ほんとうに 心の草取りができたら うれしくなっちゃう
自分のこころの中に日当りのいい広がりがある。草がすぐはえて、のびてしまうんだ。いつもあたたかい土が見えているように、そこの草取りをしなくちゃいけない。なんて豊かな発想なんでしょう。現実の草取りと、心の庭の草取りとが重なって、朝輝君の心の世界はどんどん広がっていきます。
しみわたり 北澤 南海 とてもさむい朝 お兄ちゃんが、 「こおってんれ!。」 ていって雪の上にのったら、 しみわたりができてたよ。 わたしもまねしてのってみて、 みんなもまねしてのってみて、 田んぼの上を歩いたよ。 ズイッズイッズイッズイッ音がして、 だんだんちょうしにのってきて、 ズッ ズッズッズッ はしったよ。 みんなもまねしてはしったよ。 雪がきらきらひかってて、 ダイヤモンドのじゅうたんみたい。 とてもとてもまぶしかったよ。
しみわたり(凍み渡り)とは、冷え込んだ冬の朝など、積もっている雪の表面がこおるので、その上を歩いて渡ること。「こおってんれ!」は「こおっているぞ!」の方言。兄と妹、そして友だちがきらきら光るたんぼの上をしみわたりして遊ぶ様子が、目に浮かびます。キラキラ光るのは、はずむ子供たちの心。ズイズイ、ズッズッのリズムが楽しさを伝えてきます。私もまぶしく昔を思い出しました。
妹 金子 恭子 お父さんがおみやげにドーナツを買ってきた。 私も弟もお母さんもお父さんもおいしそうに食べた。 妹はもっとおいしそうに食べた。 にこにこ笑いながら、いすに正座して、 大きなドーナツを両手でもった。 そしたら、ライオンみたいに口の中が丸見えになるくらいにでっかい口をひらいて、 「あ~ん。」 口のまわりに砂糖がいっぱいついた。 おまけに、ほっぺはおこった時みたいにふくれていた。 見ているだけで、おいしかったんだって分かった。 幸せそうだった。
お父さんのおみやげのドーナツを、一番おいしそうにたべたのは、一番年下の妹だった。その妹の体の小ささが、うきぼりにされています。でも大きなライオンみたいにでっかい口をひらいて、ほっぺをふくらませてたべた。最後の一行は、家族全員が一番小さな妹をみていて感じた気持ち。幸せな家族のひとときを、あなたが代表して書きました。
もしも自分がいぬだったら 高村 省吾 もしもぼくがいぬだったら さんぽにいって くさのみつけて帰ってくる もしもぼくがいぬだったら 草むらにいって おなもみつけて帰ってくる
もしも自分が……だったら、という詩がたくさん送られてきました。先生の指導です。その中で、一番短いこの作品をあえて選びました。最初の三行を、あとの三行で具体的に示しています。そうすると内容が強まるのです。くさの実つけて帰ってくる/おなもみつけて帰ってくる。おなもみは秋に咲くキク科の雑草。種を動物の体にくっつけて運ばせる。省吾君が本当に犬になりたい、草むらで草の実がつくほど遊びたいという気持ちがよく伝わってきました。
佳作
アリ 棚村 直紀 アメを落とした しばらくするとアリがよってきた たくさんのアリがアメにしがみつく いろいろなアリとけんかするように 生きるようにいっしょうけんめい ぼくは人まかせなので 自分から生きていけるのだろうか いつかアリのように いっしょうけんめい生きるように なるのだろうか
落としたアメによってきて、しがみついているたくさんのアリを見る。いっしょうけんめい生きているが、けんかしているようにもみえる。アリの言葉で、どなりあっているのかも知れない。アリ以外の生き物も、さまざまなことを直紀君に教えてくれます。あなたがおとなになってからも、教えてくれます。
もしも鳥だったら 武田 朋子 もしも鳥だったら空をとぶぞ どこまでもとぶぞ いろんなところにとんで行くぞ とんでいろいろなものを見に行くぞ 雲の上までとんで行くぞ いろんなところであそぶぞ 森でえさを食べに行くぞ いろんな鳥とあそぶぞ 夕方までとびまわってあそぶぞ
読んでいると、僕までが鳥になって朋子さんと同じことをする気持ちになります。どの行も「ぞ」でおわるくり返し。気持ちがいいですね。風が梢をゆらす森の枝で、さえずる小鳥のあなたを思いえがきます。
町 星 信也 町へ行った。 辺りには 人がたくさんいる ああいいなぁ 町の人にかこまれて 町へ行った。 車が走っている すごく早い 町へ行った。 風がふいている ヒューヒュー 気持ちいい ああ町はいいなぁ。 にぎやかで ああ町っていいなぁ。
“町へ行った” が3回くり返されています。そして最後の3行。すばらしいひとりごと。星君がどういうところに住んでいるのか、興味があります。でも人がたくさんいて、活気があって、しかも気持ちよく風が吹いている町がいいなあと思うあなたの気持ちは、私にもよくわかります。
水のレース 高橋 圭 くもっているまどガラス。 たくさんの水てきが、 びっしりとついている。 指で線をかいてみた。 水のレースの始まりだ。
別々の性格の水滴がまどガラスについていたなんて、思いもしませんでした。あなたが指で線をかいたら、彼らがいっせいに流れ落ちだした。水てきはただの窓ガラスの汗?いいえ高橋君の遊び友だちです。
ぞうきん 関 依里子 ぼくは みんなの役に立っている はず ぼくは きたなくてもがんばっている はず ぼくは 役に立ててうれしい はず なのに なぜか かなしいの ぼくは きたなくてもだいじょうぶ なのに ほうっておかれるの どうして?
関さんがいう”ぞうきん“みたいな役をしている人たちが、社会にはたくさんいます。だからこの詩を読んで、ぼくは”ぞうきん、がんばれ“と言いたくなった。でもあなたは最後に「なのに ほっておかれるの」と言った。僕もあなたと一緒に「どうしてっ?」て、ききたくなる。この詩は身近なものをたくみにとり込んで、社会へのするどい質問にもなっています。
空 長井 功 まどから空を見た 雲が一つもなかった なんにもなかった びっくりした ひこうきがとんでいた あおかった なにかいいものを見たかんじがした
こういう瞬間って本当にあります。そのことがあなたの心に残った。こうして書きとめておきたくなった。飛行機が小さくとんでくるまでの、何もなかった空のことを覚えておいて下さい。自然の姿には、夕焼けでも雲海でもはっとする瞬間が幾つもあります。その時は、本当の自然を見たと感じます。
この町に初雪が 白滝 彩 この町に初雪が 地面に屋根に ふりつもる 白く染まったこの町で 少しちがった気分を 味わえる 今日一日のつかれさえも すぅっととけてしまいそう 白く輝く雪だから この町に初雪が 地面に屋根に ふりつもる
あなたは、この町が好きです。だからこの町にふる初雪をうたうのです。「この町」をただの「町」にすると詩は死んでしまいます。最初と最後にくり返される3行には、初雪がもつかろやかな重さと手ざわりがこめられています。
めがね 小畑 未来 めがねは、不思議です。 めがねをかけるといろんなものが見えます。 でもはっきり見えすぎる時もあります。 見たくない物は見たくないです。 めがねと上手に付き合う方法をだれか教えて下さい。
この世には、目で見えるものと、見えないものがあります。一方で、たとえ見えても見たくないものもあります。こんなぜいたくな話を、視力をまったく失ってしまった人たちはどういう気持ちで聞くでしょうか。いいえ、どういう目で見るでしょうか。
野鳥たちよ 岩崎 健司 君たち 鳥はいいね 高い空 木立ち いろんな所に 立ち止まり 一体何を考えているんだい 何を話しているんだい 空気も うまいだろう 雨の日は どこにいるんだい 寒い時もあるだろう でもいいね ぼくも君たちのように 自由に空を 飛んでみたいな
野鳥への問いかけのやさしさ、おだやかさに、聞く私の心は静かになります。でも鳥たちは、答えてはくれません。たださえずりだけが、きこえてくるだけです。
生きること 綿野 義子 人間は 生きている。 自然も 生きている。 草なんか 水をやらなくても生きている。 木なんか 枝が折れても生きている。 命は一つしかない。 生きている限り、 力強く 生きぬく。 それが 生きること。
私の一生は、たった一回しかない。草をみろ、枝が折れた木をみろ。力強く生きぬこうとしている。いきること、それは自分から生きようとすることだ、と綿野さんはおしえてくれます。その通りだと思うのです。
わたし 渡邊 里美 わたしはがんばるたった一人であったとしても まわりからいやなこと言われたとしても 「わたし」という人間はわたし以外のものではないから わたしはがんばるわたししかない ときどき涙がでそうになる 本当は気づいてほしいけど… すごくつらいこと すごく悲しいこと すごく淋しかったこと この心をかかえてるのもわたし そうやって生きていくのがわたし
わたしはたった一人であったとしても、そのさびしさ、つらさに耐えて生きていく、とあなたはいいます。さまざまに感じる心を持って、大きくゆれている「わたし」という樹が見えます。私は、その樹をしっかりと支えている周囲の地面も、あなただと思います。あなたは自分で思っているよりずっと大きい「わたし」になっています。
きらきらするもの 多賀 佑貴 きらきら夜に うかんでる星 マクドナルドの チキンナゲットのあじ はしらにぶつかっていたかった わたしのあたま 友だちにやさしくしたときの わたしの心 きらきらするものって いっぱいあるね
詩の一行は、題から始まります。きらきらすると感じるものを、これだけ集めたなんてすごい。あじも、心も、きらきらすることを感じとった君の力はすごい。
じどうはんばいき 白井 渉 いろんな顔をもっています。 あっちでも こっちでも 口をあけてまっています。 お金が来るのをまっています。
するどい観察力です。感心しました。こんどは何を見つけてくれるか、楽しみにしています。
かみなり 杉山 史典 あさ、 学校にくるとちゅうで、 かみなりがなりました。 ごろごろ 音がなりました。 金いろに ひかりました。 目がひかりました。
かみなりの詩は、ピカッと光るのでどれも好きです。でもその中に発見がなくてはいけません。最終行の、「目が光りました」はかみなりの目が光ったと感じたのでしょうか。それはおもしろい発見です。わたしは、一瞬、驚いていっしょに光ったふみのり君の目までも感じました。
先生だったら 松井 大輔 朝、起きたら先生だった。 学校に行くじゅんびをした。 まちがえてランドセルかついだ。 学校に行ったらテストをする。 「30点いじょうとらないととっくんだぞー。」 そして、とれなかった人は、 「また、がんばれよー。」とみのがす。
とにかくおもしろい。でも30点とれなくて、みのがしてもらった生徒は、本当に次がんばるかなって心配になる。君はまた次もみのがす?。だから先生ってむつかしい。でも君が先生だったら、みんな学校へ行く。僕も小学生のふりして教室へいく。君はすっごく心があったかいから。
入選
ゆきのうんどうかい 相澤 直人 冬 相沢 甲 赤ちゃん 浅川 梨沙 雪 五十嵐 和典 ひかり 五十嵐 賢司 冬休みのこと 礒部 有一 芽 猪木 浩平 カゼをひいた日 岩城 未央子 豆まき 大島 裕介 ぼくのテスト 大村 勇人 みみきこえる 押之見 叶子 走る 加藤 結香 おじいちゃん 黒田 美保 僕の夢 榊原 幸徳 春の加茂川 田篠 沙耶香 花 高崎 季美絵 わたしのたからもの 高橋 千寿 としやへ 高橋 佑依 雪が少しとけるだけで 廣田 明人 春 深滝 友希 部屋の窓から… 古田 博司 とけい 皆川 達郎 公園に 村上 靖亮 数字 柳生田 未来 さんま 矢島 裕太 仔馬 柳 雅士 のらねこ 吉川 陽子 あさつゆ 吉田 和菜 寿命 吉田 健 雨の日は 吉原 明奈
努力賞(5周年記念)
風 相野 瑞江 とびばこ 朝倉 愛 たんぼ 荒木 大地 家族 飯浜 華江 メッセージ 池松 綾子 生命(いのち) 岩本 温子 今 大下 典子 たん生日 岡畑 千裕 深夜放送 岡村 善之 秋の終り 川原 和恵 負けるもんか 岸 美岐 出口 小沼 浩 後ろ姿 佐野 久美子 夢 重田 真希 お母さん 諏佐 祐希 ぼくは一月のカレンダー 竹内 友理 空想で見たおばあちゃん 土井 祐美 アルバム 羽豆 彩花 ジャンプ 中村 佳代 静かな森 野崎 万利子 ゆきだるま 早川 正之 彼へ 早瀬戸 渚 手紙 張戸 愛子 まさこさんとひるね 日野 亜香利 氷の自信作 平沢 由衣 アリの一生 古川原 健 ちいさい自分 本間 あき子 木 山崎 孝雄 体の中のパトロール 山田 由香里 ゆびにできるまめ 渡辺 亜悠子
※入選及び努力賞のみ五十音順
第5回矢沢宰賞の審査を終えて
今回も、全国各地からたくさんの詩が送られてきました。私はその1900編近い詩を読んで、いいなあと思う作品をえらびました。入選された皆様には、心から拍手をおくります。今回は入選されなかった皆さんも、感動する心といつまでも友達でいて下さい。
いつものことですが、慢性疾患などで体に障害を持っている児童の作品にすぐれた作品が多くみられます。病気という、見えない相手にひとりで立ち向かうには、勇気とか決心、友だちや両親とのつながりなど、やはり目には見えないものの力をとても必要とするのです。その子どもたちがみせるやさしさやほほえみに、周囲のものの心はいやされます。見守るおとなも、同じ病気の子どもたちもです。
また、みずみずしい感性は小学校低学年の時に頂点に達しているようで、そのあとは普通の言葉を話す、普通の気持ちの子どもになっていくようです。普通とは、他人とかわらない、他人と同じという意味です。
さて、矢沢宰賞も5年目を迎えました。今回も詩の清書、とりまとめと郵送、到着後の整理と小冊子作りなどに、おとな達はたくさんの時間を使いました。障害があって字が書けない子、自分の気持ちを、知っているわずかな言葉で書いて、おずおずと差し出す子、どうしてわたしたちおとなはこの子たちを放っておくことができるでしょう。いつまでも応援したいと思います。
審査員 月岡 一治
上越市出身。国立療養所西新潟病院内科医長。第6回新潟日報文学賞受賞。出版物に「少年-父と子のうた」「夏のうた」(東京花神社)がある。
年ごとの入賞作品のご紹介
回 | 最優秀賞受賞者 | タイトル |
---|---|---|
第1回(平成6年) | 山本 妙 | 本当のこと |
第2回(平成7年) | 山本 妙 | 災害 |
第3回(平成8年) | 高橋 美智子 | 小さな翼をこの空へ |
第4回(平成9年) | 野尻 由依 | 大すきなふくばあ |
第5回(平成10年) | 佐藤 夏希 | お日さまの一日 |
第6回(平成11年) | 除村美智代 | 大きなもの |
第7回(平成12年) | 徳田 健 | ありがとう |
第8回(平成13年) | 井上 朝子 | おくりもの |
第9回(平成14年) | 藪田 みゆき | 今日は一生に一回だけ |
第10回(平成15年) | 日沖 七瀬 | 韓国地下鉄放火事件の悲劇 |
第11回(平成16年) | 佐藤 ななせ | 抱きしめる |
第12回(平成17年) | 髙島 健祐 | えんぴつとけしゴム |
第13回(平成18年) | 濱野 沙苗 | 机の中に |
第14回(平成19年) | 田村 美咲 | おーい!たいようくーん |
第15回(平成20年) | 高橋 菜美 | 空唄 |
第16回(平成21年) | 今津 翼 | 冬景色 |
第17回(平成22年) | 西田 麻里 | 命に感謝 |
第18回(平成23年) | 山谷 圭祐 | 木 |
第19回(平成24年) | 坂井 真唯 | クレヨン |
第20回(平成25年) | 宮嶋和佳奈 | 広い海 |
第21回(平成26年) | 金田一 晴華 | 心樹 |
第22回(平成27年) | 安藤 絵美 | 拝啓 お母さん |
第23回(平成28年) | 宮下 月希 | 大好きな音 |
第24回(平成29年) | 宮下 月希 | 心のトビラ |
第25回(平成30年) | 阿部 圭佑 | ものさし |
第26回(令和元年) | 上田 士稀 | 何かのかけら |
第27回(令和2年) | 宮下 音奏 | 大好きな声 |
第28回(令和3年) | 横田 惇平 | ふくきたる夏休み |
第29回(令和4年) | 野田 惺 | やっと言えた |
第30回(令和5年) | 舘野 絢香 | 気持ちをカタチに 思いを届ける |